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当社が今までに手がけた「シミ抜き」作業の事例をご紹介いたします。
ひと冬着続けた冬物の上着は襟や袖が茶褐色に変色しているケースが多いです。
特に綿素材でベージュ色のトレンチコートは染色堅牢度が低い場合が多く、シミの周りが「色抜け」しやすいので難易度の高い作業になります。慎重に酸素漂白を行いました。
カビは繊維の中まで菌糸を伸ばし根を張ります。綿、麻、絹など天然繊維は特に注意が必要です。また、ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は繊維の中に菌糸が入り込むことは無いので比較的カビは除去しやすいのですが、天然繊維も化学繊維もカビによって染色が侵されることが考えられます。(色褪せや脱色の危険性があります)
今回は「還元漂白」でカビを漂白しました。
※還元漂白は酸素漂白が効かない時に使う漂白の種類です。
お茶や果汁のシミは付いたときは無色透明なので目立たないシミですが、時間が経つと茶褐色に変化して、シミが可視化されます。また、お茶や果汁はタンニン系の処理をして、砂糖などの糖分はタンパク系処理で落とします。最後は酸素漂白をしました。
シルク(絹)はアルカリに弱く、シルク独特の光沢が消失する恐れがあるので慎重に作業をする必要があります。
今回は比較的新しいシミだと思われますが、古いシミになればなるほど繊維に負担をかけますのでシミは放置せずプロにご依頼ください。
ウール(羊毛)はアルカリに弱く、また、染色も弱いので注意しながらの作業です。
クローゼットにしまうとき、(飲み物など)無色の汚れが残っていると時間が経つことによって酸化し、シミになります。
また、カビの可能性もあります。食べこぼしのシミとカビはシミ抜きの作業方法が異なるため慎重に作業しました。
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